さて、先日「e:cue がバージョンアップしましたねー」という記事を書いてから、特に仕事上でも進展無いままなんですが。まずは
What's new のドキュメントを読んでみましょうか。
ホントはひとつづつ実験しながら書くのが正しいのでしょうが、まずは予習ってことで。あと、前バージョンと比較しながらコメントも付けたいところですが、前バージョンのすべてを把握してるわけではないので...間違いがあるといかんので控えときます。
はじめにメジャーバージョンアップなんで、そりゃすごい数の改良がなされていますよ、と。
ところで、なんで3.8から4.0じゃなくていきなり5.0なんでしょう?インパクト狙い?
まずはプログラマプログラマがメインアプリであることは変わらず。それだけに、簡単にたくさんのコントロールをイイ感じでお届けする、大きな改良が施されていますよ、と。
シーケンサ5.0からの全く新しい機能というのが、このシーケンサでしょう。
これだけは画像引っ張っておきますね。
タイムラインですね。
キューリストコントロール、マクロ、フェードなどのイベントを登録できる複数のトラックを持つシーケンサを複数作ることができます。
さらに、それぞれのシーケンサは完全に独立しているので、バラバラにスタート、ストップして並行して走り、お互いに呼び出しもできます。
確かに、いままではキューリストでタイムを積んでいくしかありませんでしたからね、「ショーコントロール」的使い方には大歓迎って感じでしょうか。それこそ、ウチにしてみれば、PLC の必要性が薄くなっていく感じです。PC 入れられるような現場なら。
butler xt と glass touch のサポート新ハードウェアであるところの、butler xt とglass touch(コントロールパネル)をサポートするのは5.0からです。
butler xt のスペックについてはここでは深く突っ込みませんが、ひとつ、glass touch との接続である e:bus のマスタになる、ということがあります。glass touch を使うには butler xt が必要で、それらのプログラミングには5.0が必要、ということです。
glass touch は、オンラインでプログラマにつながっていればプログラマをトリガしますし、オフラインであれば、butler xt をトリガします。
と.に.か.く.butler xt が使ってみたいです。
デバイスマネージャデバイスマネージャはいままでのショープロパティの1項目から独立しました。glass touch などの e:bus デバイスの管理もここからおこないます。
管理要素が増えてきてるってことですね。システムはより複雑なことができるキャパシティを備えてきているってことです。
アクションパッドボタンやらフェーダやらのアイテムが整理されてすっきりしました。アイテム毎のプロパティをより素早く自由にいじれるようになったからです。
ページ間のコピー&ペースト、プロパティの一括変更などの機能により、大きな(多要素の)コントロール画面をより簡単に編集できるようになりました。
アクションパッドのユーザインタフェースをパリっと使ったシステムを設置物件に入れてみたいなあ..
HTTP サーバwebサーバ機能がついて、ブラウザからプログラマをたたけるようになりました。
これによって、LAN 上の PC から、または外部からインターネット越しに、プログラマをリモートできるようになったと。
近いうちのバージョンアップで、アクションパッドで作った操作画面を html に書き出す機能も付く予定とのこと。
これは、どうでしょうね、なんか面白いことできそうな気もするし、早くいじってみよう。まず思いつくのは iPhoneからリモート?
パッチLED マトリクス的フィクスチャを考えたとき、いままでのパッチの概念は「単純なマトリクス(マス目)の上の何処」ということしか扱えていなかったので、(物理的に)フィクスチャの間隔があいているとか、置き場所がずれているとか、そういうことを考慮したようなエフェクトをかけるにはたいへんな労力が必要だったと。
新しいパッチファイルは、フィクスチャの(物理的な)寸法と置き位置の情報を含むので、上記のように複雑な配置をしたフィクスチャ群にエフェクトをかけるのも簡単にできます。
それに伴って、プレビューも新しく「マップビュー」という、実際のレイアウトに沿った見え方を表示する機能が搭載されました。
このポイントはパチェラの項目にも強く書かれています。
メディアプレーヤ2面目のメディアプレーヤが使えるようになりました。2つのメディアファイルを並行して走らせられます。(この恩恵に関しては、当方あまり経験がないのでよくわかっていません)
リモートメディアプレーヤがプログラマの中に統合されました。
その他の変更として書いてあるのは、
・ログが自動セーブになりました。あらかじめ設定したファイル容量まで自動的に取っておきます。
・ツールアイコンと画面構成がリニューアルして使いやすく。(画面構成はかなりキープコンセプトな気がしますが)
・Art-Net サポート(基本的にオプション追加が必要ですが−後述)
・セクション数8の制限がなくなりました。(フィクスチャの画面上でのグループ分けのセクションのことですね)
・ショーをセーブすると自動的にバックアップファイルを作ります。
今回の大きなフィーチャーであるパチェラについてプログラマのパッチの項にも出てきていますが。
いままでのパチェラは単なる(理論的なというか..)マトリクス、しかも1セクション1種類のフィクスチャで構成された単純なものしか扱えなかったと。だから、自由な配置とか、縦横比とか、ノーマルなマトリクスじゃないものを作ろうとすると、たいへんな労力が必要だったので、そこんところを完全にリニューアルしたと。
今度からは、物理的な寸法を持ったフィクスチャを物理的な距離のある面の上に並べていくスタイルになりました。
置く場所も自由、回転も自由、複数の種類のフィクスチャを混ぜて置くことも自由、ドラッグアンドドロップでスイスイと、というわけです。
たぶん周りを見渡せば、ようやく今風、という感じでしょうか。
Look & Feelメニューがマイクロソフトオフィス風のリボンスタイルになっています。そしてそのツールバーのカスタマイズの自由度が高いことを強調してますね。
リボンってオフィスの方では賛否両論あるらしいですけど、どうなんでしょうね、当方は好きなんですが。
ライブラリエディタパチェラとあわせてライブラリエディタも完全リニューアル、と。
新パチェラに合わせた=寸法付きの、新しいフィクスチャを作ることができます。
5.0からのグレード分け(ライセンス)についていままでの standard と enterprise の「あいだ」に「elements」というグレードができています。
そして enterprise の上にアップグレードオプションとして、外部制御を無制限に増やせる「automation upgrade」と、多ユニバースの Art-Net 出力を可能にする「ArtNet upgrade」が販売されるとのこと。
このオプションってどういう販売形態なんでしょうかね?enterprise に後付け追加できるとうれしいですが...
これからマトリクス系やるなら、Art-Net は重要ですよね..普通の enterprise でも1ユニバースだけ出力できる仕様らしい。
それから、従来とのライセンスの互換性についてですが、
・従来の enterprise ダングルで5.0 enterprise が使える
・5.0の enterprise ダングルで3.8 enterprise が使える
・5.0の elements ダングルでは3.8 enterprise は使えない
と書かれていますね。
と、長々でしたが、以上が what's new ドキュメントの中身でした。
【notes of h_inoより転載】